静岡で福祉・介護の仕事で働く志高き経営者・リーダーに今の世界に入ったきっかけなど、ありのままを答えてもらうリレー式コラム始めました。
自社の紹介
株式会社武蔵の主軸事業である「住宅型有料老人ホームむさしや」は低価格にて要介護状態の方が入所できる施設運営を行っております。また「楽しむことで自然とリハビリ」のコンセプトを基に麻雀やカラオケ、囲碁や将棋といった娯楽の活用し、ご利用者様が好む活動を主体的に行っていただくデイサービスを提供しています。
介護の世界に入ったきっかけ
祖父が脳出血を患い在宅にて介護状態になりリハビリや介護の仕事の方と関わるようになりました。大学卒業後は神経内科系のリハビリ病院に理学療法士として従事しました。その後両親が設立した株式会社アンビエスタでグループホームと小規模多機能の経営と運営を任され6年が経過した後、その経験を活かし「むさしや」を開設しました。現在はケアマネージャーとしてご利用者様と関わっています。
静岡の介護の特徴や問題、今後の課題
静岡に限らず人手不足は各地で深刻な問題となっています。介護は職員の連携が不可欠ですが、日々変化する利用者様の状態に追われ疲弊すると人間関係が悪くなってしまいそれが損なわれるケースがあります。中核的なリーダーがケアの内容や職員の肉体的や精神的なフォローをきめ細やかに行い円滑な施設運営を行う。それにより離職者が少なくなることが理想であると考えます。しかしながらその中核的リーダーに一般中小企業の係長や課長クラスの給与を支払うことができないのが現状の報酬体系です。
それではその担い手は生まれません。そこが問題ではないでしょうか。