静岡で福祉・介護の仕事で働く志高き経営者・リーダーに今の世界に入ったきっかけなど、ありのままを答えてもらうリレー式コラム始めました。
プロフィール
創業から17年、訪問介護のみを行っている会社です。
ヘルパーさんは26名。長くヘルパーを続けている方が多いのが特徴です。
訪問介護は、サービス時間や内容の取り決めで制約がありますが、ヘルパーさんの持ち味を生かしつつ、柔軟な姿勢でサービスに取り組んでいます。
介護の世界に入ったきっかけ
元々、別業界の営業職でしたが、両親が訪問介護の会社を立ち上げた際に、事務の手伝いとして関わる中で、会社の後継ぎになると決めたことが始まりです。
「認知症ケアは嫌だなあ」と言いつつ、ご縁があって最初に勤めたデイサービスは、ほぼ全員認知症の利用者さんのところでした。
そこで、様々な認知症の方と接し、実践の中で、認知症ケアは楽しいと感じるようになり、今に至っています。
静岡の介護の特徴や問題、今後の課題
静岡市では、独自に認知症予防に取り組む動きがあります。
こうした活動を通じて、認知症に関する理解が深まっていくと良いなと思っています。
高齢化が著しく、今後介護を必要とする方も増加傾向ですが、介護職員不足と高齢化は今後も問題になるかと思います。
介護職の中でも平均年齢が高い、訪問介護ヘルパーの人手不足は深刻です。
訪問介護は、ヘルパー1人で訪問し、限られた時間で決められた支援を行うため、不安や負担が大きいように思われているかもしれません。
ただ、1対1だからこそ、自分だから出来る工夫や知恵を生かすことも出来る仕事です。
家事に近い業務も多く、専門的知識より日常的な知識が必要になる場面もあります。
自宅で暮らしていくには、普段の生活を支える訪問介護は欠かせません。
高齢者や障害者の方達が自宅で暮らす、いつもの生活を明日も続けられるよう、今後も努めて参ります。