昨年、焼津市にオープンした住宅型有料老人ホーム「在宅ホスピス駿河西」を見学させていただきました。
こちらの施設は、医療法人社団綾和会が運営する、「駿河西病院」、介護老人保健施設「焼津ケアセンター」と併設しており、まさに在宅から施設まで地域福祉を包括的に支える一部を担っています。
みなさんは「ホスピス」と聞くとどのような印象を持つでしょうか?
「ホスピス」とは、死が迫っている患者様とそのご家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とするケアのプログラムであり、またその概念を意味します。
もし、ご自分やご家族が治癒の困難な疾患の終末期にあったとしたら、可能なかぎりその方らしく快適な生活を送れる日々を望まれるのではないでしょうか。
最後の日々を家で過ごしたいと願うご入居者様、ご家族を援助し、希望を叶えるためのケアを「在宅ホスピスケア」と言います。
なかなか、在宅での支援は厳しいのが現状かと思います。
『在宅ホスピス駿河西』は、自宅のように安心して過ごせる在宅ホスピスという名の住まいにおいて心身のホスピスケアを行い、ご利用者さまやご家族が最期までその人らしく、快適な生活が送れるようサポートしていく施設です。
広く幅をとった廊下は、クリーンでとても明るい印象でした。
3階建ての建物の、2F・3Fが居住スペースになっています。
お部屋
陽あたりが良く、とても広々とした居室です。
介護ベッドは全室完備されており、お好きな家具やソファーを持ち込み自由なインテリアが楽しめます。
また、お部屋広いので、事前に申請しておけば、ご家族様がいつでも同室に泊まれるように配慮されています。
全室にバリアフリーのトイレが完備されています。
浴室
一般個浴と、機械浴の両方があります。
食堂
南側に面した開放感のある、とても明るい食堂です。
併設の病院内から、ご利用者様一人ひとりに合わせた食事形態で、栄養バランスの摂れた食事が提供されます。
基本的にこちらの食堂で3食をいただきますが、もちろん外食や、体調を崩された際などは、お部屋で食事をとることも可能です。
中には、晩酌をされるご利用者さまの姿もあり、
ご利用者様の意思を尊重した、自宅に近い自由度の高い生活がうかがえました。
がんや神経難病で痛み等を感じている方々のために…
24時間、看護師や介護スタッフが寄り添い、ご利用者様はもちろん、ご家族も安心して生活できる施設です。
詳しいサービスの説明や、入居対象の疾患、対応可能な医療処置などに関しては、「在宅ホスピス駿河西」のホームページへぜひアクセスしてみてください。
【医療法人社団綾和会 在宅ホスピス駿河西】
住所:静岡県焼津市中根新田1315
URL:https://www.suruga-nishi.com/ward/home-hospice/