2022,1/8・9に開催された、静岡パラフットボールフェスティバルを見学してきました^^
静岡ケアスタイルは、アンプティサッカーチーム・ガネーシャ静岡AFCを通してパラフットボールを応援させていただいています。
2日間にわたり、さまざまな会場で7つの障がい者サッカーの交流が行われる中、エスパルスドリームフィールド清水で開催された、アンプティサッカーの交流練習会を見学してきました。
アンプティサッカーとは、主に上肢・下肢の切断障害を持った選手がプレーする7人制のサッカーです。下肢の切断障害を持った選手は、義足を外し2本のクラッチと呼ばれる杖を使用してプレーします。フィールドプレイヤーは下肢の切断障害を持った選手、GKは上肢の切断障害を持った選手がプレイすることがルールとなっています。
交流練習会には、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・広島といったアンプティサッカー協会加盟のほとんどのチームから20名ほどの選手が参加し、たいへん賑わいを見せていました。
さすが『サッカー王国・静岡』の貫禄がここでも見て取れる光景でした^^
–Road to Turkey 2022–
2022年はアンプティサッカワールドカップがトルコで開催されます!交流練習会には、他県のチームの日本代表選手も参加しており、会場では応援メッセージの寄せ書きのコーナーが設けられていました。
ガネーシャ静岡AFCからも、若きエースの後藤大輝選手が日本代表候補として選出されており、1月の中旬から日本代表選考合宿もスタートするそうです。
後藤選手から意気込みをうかがうことができました。(以降、後藤選手)
「アンプティサッカーを始めたきっかけは“世界大会で活躍したい”という想いからでした。今年は、ワールドカップイヤー!やっと夢の実現に近づいてきました。
パラスポーツはみんなそれぞれのハンディキャップがあり、みんな同じ境遇だからこそサボることができません。甘えが許されない世界で、やるからには上を目指して取り組んでいきたいです。今年だけでなくこの先も、世界大会へのチャンスはたくさんあると思っています。これから何十年後も情熱を持ってプレイできる素晴らしい競技に出会えたことに感謝しています。応援よろしくお願いします!」
交流会終盤には、元日本代表でJFL鈴鹿ポイントゲッターズ監督の三浦泰年氏が駆けつけてくれました。
三浦氏は開設当初からガネーシャAFCをサポートしており、“ガネーシャ”の名付け親でもあります。名付けのきっかけをご本人からお聞きすることができました。(以降、三浦氏)
「“ガネーシャ”とはタイの神様の一つです。名付けのタイミングが、ちょうどタイで監督をしている時だったので、タイでは象のお守りとして人形や絵などポピュラーに飾られていて、福をもたらす神様である“ガネーシャ”がいいんじゃないかと思いつきました。
アンプティサッカーがトルコW杯にも出場すると聞き、本当にすごいと思います。クラッチを使いこなしながら、真剣にプレーしている選手達を、これからも陰ながら応援しています!」
最後に、ガネーシャ静岡AFC代表の原さんからもお話を伺うことができました。(以降、原さん)
「ガネーシャは選手はもちろん、ボランティアスタッフや応援してくれる全ての方々の居場所だと思っています。なかなか外に出ることに億劫になっていた方も、今ではサッカーをすることが楽しみとなり生きがいになっています。同じ境遇でこそ感じられる安心感が繋がりを深くしてくれます。今日も、全国から仲間が集まり、たくさんの笑顔を見ることができうれしく思っています。
今年は、なんといってもワールドカップイヤーです!代表候補の後藤くんの活躍はもちろん、アンプティサッカー全体にも注目していただき、盛り上げて行けたらと思っています。」
ガネーシャ静岡AFCではアンプティサッカーだけでなく、どんな障がいを持った方も受け入れています。放課後デイとコラボをして交流の場を作ったりと、サッカーを通して様々な障がいを持った方々が集まれる場所を提供しています。
興味のある方はぜひホームページからお問い合わせください^^
また、ガネーシャ静岡AFCは一緒にサポートしてくれる方々により活動しています。協賛していただける方々やボランティアスタッフも募集しておりますので詳しくは、ホームページをご覧ください。
ガネーシャ静岡AFC公式ホームページ→https://ganesa.info/